カテゴリー別アーカイブ: 復職体験談

夫婦の家事育児分担を可視化してみた②復職経験者たちの奮闘

運営メンバーのあゆみです。運営メンバーたちが各々夫婦の家事育児分担を可視化し、復職に向けてあれこれ考えてみました。シリーズ②として、復職経験者たちが復職していた当時の奮闘と次回復職時に向けた改善策をご紹介します!
シリーズ①はこちら

復職経験者紹介

以下6名は、過去に一度以上、産育休からの復職を経験しています。現在育休中。

Aさん:情報サービス系の会社勤務。入社4年目で結婚、妊娠、出産と、ワーママ歴が長い。テレワークを活用し、二度目の復職もフルタイム勤務を目指す。
Bさん:製造業の会社の総務。第一子復職時はほぼフルタイムだったが、現在二人育児に手を焼いており、次の復職は時短かフルタイムか迷っている。
Cさん:結婚後に転職し、外資系製薬会社の理系職。出張や休日出勤の多い仕事で、第一子復職後は夫の協力の下、可能な範囲で対応していた。
Dさん:製薬会社の研究職。職場まで1時間半以上かかる上、夫が単身赴任となり、第二子復職後の働き方と家事育児のやり方に頭を悩ませている。
Eさん
:公務員。第一子復職後はフルタイムで復帰した。産育休を取得して復帰することが当たり前の環境。マミートラックに乗らないための策を練っている。
Fさん
:地域活性化事業の企画運営会社で主に業務改善を担当。復職後のキャリアプランを模索中。メンバー内で一番ワーママ歴が長い。

当時の家事育児分担率と状況
参考にしたのはAERA共働きの家事育児100タスク表。改変してExcelで色分けしました。
図16_タスク表Excel
妻が7割~10割を担うタスクをピンク、夫が7割~10割を担うタスクを、ほぼ半々で担う共通タスクを黄色とし、家庭ごとに各色の割合を算出しました。
図14_負担率_復職グラフ2
図15_復職者状況まとめ表4※子の年齢/学年は今回の産育休前時点。

  • 夫の分担率は14~25%と概ね同じであったのに対し、妻の分担率は76%が1名、約50%が3名、約30%が2名と分かれた
  • 夫婦の通勤時間は6家庭中、1家庭を除いて概ね同じ。通勤時間に極端な差が出ない場所を選択している傾向が伺えた
  • 家を出る時間は、妻と夫で同程度が3家庭、妻がやや早いのが2家庭、テレワークのため妻が遅いのが1家庭であった。一方、帰宅時間は、1家庭を除き、妻が3時間以上早かった

妻の分担率が最も高いAさんと最も低いFさんのタスク表を比較してみます。二人とも夫の分担率は17%と同じですが、共通タスク率が大きく異なりました。
(左:Aさん、右:Fさん)
図13_YAさんとSMさん
※家庭の状況に応じてタスク置き換え可。グレーは該当タスクなし。

ただし、色分けだけでは測れない状況が各家庭にあります。
Aさんの家庭では、夫は平日夜に家事育児を担当できない分、土日はお風呂掃除、トイレ掃除をし、買い出しして昼夜のご飯を作り、片付けもする。日曜の夜にはキッチンはピカピカだとか。また、妻の実家近くに住んでいるので、サポート体制もばっちり。試行錯誤の末、現在のスタイルに落ち着いたそうです。
Fさんの家庭では、元々夫婦で家事育児を50:50で分担すると合意しており、この結果でも目標未達!夫は深夜に帰宅して、リビングのおもちゃ等片付け、食器片付け、子どもの服を下洗いして洗濯機に入れ洗濯機のタイマーをセット。これらを済ませてから就寝するそうです。

当時の育児家事分担結果に対する満足/不満

  • 復職当時の家事育児分担結果に対する満足/不満は、回答5名のうち不満が4名、残り1名は「満足ではないがそういうものだと思っていた」であり、満足と回答した者はいなかった

図8_復職時満足度

「不満/満足ではない」の理由

  • 常に自分が仕事を時短にしなければいけないため
  • 夫はやってくれる方だと思っていたが、思ったより私ががんばっていたから。また時短で働く葛藤をあまり理解していないようだったから
  • 時短にした際、家事育児にかけられる時間が増えたことはよかったが、給料が激減した
  • 仕事をやりきることができないやるせなさをわかってほしかった
  • 夫はがんばってくれているほうだと満足している一方で、2人でやっている家事育児は、分担が曖昧ゆえにヌケモレ、ダブりがあってそれでモヤモヤしていたことを思い出した

上記より、妻が時短勤務制度を利用して家事育児の時間を捻出していること、時短故に、思い切り仕事ができなかったり、給料が激減したりする辛さがあったことが伺えます。

復職当時の工夫
限りある時間の中で仕事と家事育児を両立させるためにしていた工夫です。

  • 週末にご飯を作り置き
  • 頼れるものは家電に頼り、そのための出費は惜しまない
  • 家事をがんばりすぎない
  • 自分の時間も大事にする
  • 夫に感謝を伝える
  • 会社では、自分の業務内容をチーム内で共有する

次に復職するとき、前回復職時の不満を解消するために何ができるか?
夫との交渉や、会社への働きかけが必要なものも含まれますが、たくさんのアイディアが出てきました!
家事育児省力化

  • 家事の省力化を図り仕組みを整える
  • 朝夕の家事育児を書き出して見える化する
  • 断捨離をして、物の場所を分かりやすくし、家事負担を減らす
  • カット済み野菜と調味料がセットになった調理キットや食材宅配サービスを利用する
  • 家事代行サービスを利用する
  • 習い事の送迎はシッターを利用する
  • 拭き掃除ロボットを導入する
  • 最新式は乾燥機能が大幅に向上しているので、ドラム式洗濯機を買い替える

夫婦間連携強化

  • 夫婦で負担/苦手なタスクを正直に話した上で、基本の担当やどちらかやるかの基準を決めて、ヌケモレダブりをなくす
  • 夫婦が世帯経営者として会議をして「世帯経営ノート」(発行;Logista株式会社)をつけてみる
  • 夫婦だけで話す機会を増やす
  • 夫婦でお互いの仕事のビジョンを共有する

家事育児分担改革

  • 共通タスクの夫比率をあげ、新たな共通タスクを作る
  • 保育園の送りを夫担当にする
  • 朝担当:夫、夜担当:妻の分担にする(妻が時差出勤する)
  • 週一回は夫に子どもの迎えを担当してもらう(妻の残業日とする)

働き方

  • 妻の復職直後の2週間を強化週間として、子どもの発熱対応を全て夫にお願いする
  • 復職のタイミングで夫に育休を取ってもらう
  • 時差出勤制度を利用して、フルタイムで復帰する
  • 週一回の妻残業日を設定し、フルタイムで復帰する(フレックスなので平均勤務時間が確保できれば良い)
  • テレワークを活用する(すでに制度がある場合)
  • テレワークの導入を会社に働きかける(制度がない場合)

健康維持

  • 短い睡眠時間でも熟睡できるよう、自分に合った枕を買う
  • 明治プロビオヨーグルトR-1で免疫力を高める(特に、ここぞというときに風邪を引く夫!)

 

一度復職して苦労したからこそ、なんとか状況を改善したいと考えている復職経験者たち。今回、家事育児分担の可視化をきっかけに、夫婦の在り方や次回復職後の働き方を見つめ直す機会となったようです。タスク表には現れにくい夫のがんばりに改めて気づかされたケースもありました。
子どもが増えた分、次の復職でも想定外の大変なことがあるかもしれません。そのときは「相手(夫や上司)は何を考えているのか」「自分に何ができるのか」を都度考え、試行錯誤しながら、楽しく働けるようにしていきたいですね!私もがんばります!

復職後の工夫~子どもとの関わり編~

こんにちは!広報チームです。

4月から復職されたみなさん、お疲れさまです。気を張って久しぶりの通勤をされていることと思います。
4月から慣らし保育を進めているみなさん、お疲れさまです。ギャン泣きの我が子に胸が締め付けられたり、何も口にしない姿に心を痛めたり…日々思うように行かないかもしれません。

春を迎えて新しい環境や変化に挑む子ども、そして大人たち。みなそれぞれの立場や環境に果敢に向き合っています。

私たち育休プチ運営チームもまもなく、新しい第5期の運営メンバーへのバトンタッチの時期になります。それまでの間ですが、また追加のブログをお届けします。

 

今回はこの春復職をされた/復職予定の皆さんへ、前回の『両立の工夫』の続編として、復職後の工夫~子どもとの関わり編~をお届けします。

育休中とは異なる短い時間での子育てに切り替わった後、どんな気持ちで毎日過ごしていったら心が快適に過ごせそうか、子どもとの関わり方が納得できるものになりそうか、 復職後のリアルも含め、運営チームのメンバーに聞いてみました。何かの取り組みでいいな!と思うものがあれば、是非生活の中に取り入れて頂けたら嬉しいです。

 

 

それではまず始めに、気になる「復職後の平日子どもと接する時間」について運営メンバーに聞いてみました。

結果は朝1時間、夜3時間前後が多数。朝の1時間からは自分の支度を早めに済ませ、(できるだけ)最短時間で奮闘しながら子どもと接しているワーママの姿がまるで見えるようです。 一日中一緒だった育休中と単純に比べると過ごせる時間自体は短くなりますが、その中身で勝負!ですよね。

 

それでは、具体的に「その時間内で子どもと何するか」、聞いてみました。
朝の時間は、朝食・登園準備・着替え・歯磨き
夜の時間は、夕食・入浴・寝かしつけ・歯磨き・絵本
という項目が多かったです。こうして書いてみると、本当にシンプルなものばかりですが、子ども相手だとびっくりするほど時間が読めないもの。そのため、保育園送り/迎えを夫婦で分担されている方もいました。
またせっかくの子どもとの貴重な時間、保育園からお
散歩しながら帰宅(お気に入りの公園、道、お花など見て帰る)に取り組もうと宣言されていたり、絵本の読み聞かせとともに子どもと一緒に歌やダンスをしようとする方も。楽しそうですね♪ 早めに保育園へお迎えに行って、お世話以外の時間を作ろうと検討している方もいます。

 

そしてこうした短い子どもとの時間の中で、「毎日必ず子どもにしたいこと」について、聞いてみました。
・子どもと過ごす時間を楽しむ
・なるべく怒らなくて済むよう工夫をする
・朝晩ギューッとする
・ハグ
・目を見て挨拶
・一緒に歌う
・寝る前に絵本を読む
・1日の振り返りをお話しする
・送迎時の会話を大切にする

あたたかい言葉がたくさん並びました。楽しもう!の気持ちや、怒らないような工夫、大事ですよね。
そしてスキンシップも大切。保育園の送り迎えで子どもとぎゅーをして、そのタイミングで母親に切り替わる毎日を過ごされている方も多いかもしれません。
毎日欠かさずしたいことは、日々の生活の中に組み込んでしまってルーティンにしたほうが、親も子どもも自然にこなせそうな気がします。子どもと向き合いながら取り入れられそうなものを選び、試しに生活に入れてみてしっくりくる順番や流れが見つかるといいですよね。

 

とはいえ、復職未経験の運営メンバーからは、想定はするものの不安点・懸念点も。
・生活リズムが変わるので、少し不安定になりそう
・イヤイヤ気も始まったので、その対処も難しい…!
・一緒に遊んでほしい子どもと、家事との折り合い
・毎月どこか遊びに連れていきたいけど、リサーチしてつれていく体力が自分に残っているかが不安
二人目復職の方からは、上の子と下の子のコミュニケーションの時間確保に悩まれているコメントも頂きました。色んな不安、見えない未来だからこそあります。

 

 

最後にまだ少し余裕のある今のうちに、コトバにしておきたい「子どもと接するときに心掛けたいこと」についても聞いてみました。
・笑顔
・できるだけ子どもを急かさない
・会話を多く、 言っていることをよく聞く
・子どもが話しかけてくることには必ず答える
・会話のキャッチボール(話しを聞く、話す、誘導しない)
・一緒に家事をする
・1日1爆笑
・上下関係ではなく、一人の人として接する
・子どもが望んでいることはなるべくしてあげたい

親の気持ちの持ち方次第で、子どもへの言い方や接し方もきっと変わりますよね。そしてそれを受け取る子どもの気持ちも大きく変わるように感じます。子どもの月齢や年齢により様々ですが、 こうしたことを心掛けていたら様々な事情で日々心がざわつく私たち自身も、そして子どもたちも少しは豊かに穏やかに過ごせそうです。

時間に余裕が持てるように家事は事前に準備&アウトソース、家電に任せると答えてくれた方や、子どもから一日に一回は爆笑を取るを目指し、大笑いさせてやる!と子どもに向き合っている方もいて楽しそう。

とは言え、 こなすのに必死で正直何も考えてなかったです…というリアルなコメントも。今は理想や希望を持って子どもと向き合う未来を想像できますが、色んな壁があって余裕のない日々が重なるとこれを継続させるのは当たり前ではないことに気付かされます。だからこそ今のうちに、忘れたくないご自身の心掛けを書き出して、人に宣言して、いつも見る手帳や日記に書いたりトイレに貼ったり!(くらいの気持ちで)しておきたいものです。

 

最後に、こんなコメントも頂きました。
・一緒にいる時間が少なくなっても、一緒の時間を私も楽しみたいと思います。
・復職したら忙しくて余裕がなくなることもあると思いますが、何気ない毎日が幸せな時間の積み重ねであること感じて過ごしたいなーと思っています。

本当にその通りだと思います。シンプルですが、人生を楽しんで、子どもと一緒の時間を楽しんで、毎日に感謝して過ごせたら最高です。想定外の事態やうっかりやってしまったことも、後で思い出すときには笑い話になっているはずです。この先どんな年齢になったとしても親と子の関わりがあるでしょうが、保育園時代はきっと親子が一緒に過ごす時間が圧倒的に多い、そして幸せな思い出がたくさんできる時期のはずです。そんな貴重な乳児期・幼児期時代を今まさに過ごしていることをたまに思い出せたら、ふと気持ちがラクになるかもしれません。

 

一人目で復職の方、上の子もいらっしゃる方、時短やフルなど皆さん状況は違えども同じ子どもを持って働く仲間です。
ご自身にとって無理がなく、復職後も持続可能な心地よい、子どもとの関わり方を見つけて頂けることを応援しています。

改めまして復職おめでとうございます。そして、これからも一緒に頑張りましょうね!

 

 

育休プチMBA勉強会が復職したときに効いてくる! ~復職者インタビュー~

こんにちは!広報チームです。

年が明け、いよいよ春の復職に向けて何か準備をしなきゃ!と焦りを感じはじめているのは私だけでしょうか・・・
さて、育休中のボランティアスタッフ運営による「育休プチMBA勉強会」、参加したことはありますか?
今回のブログは、まだ勉強会に参加したことはないけれど、興味がある方に向けたメッセージです。勉強会でどのようなことを行なっているのか、また身につけた思考トレーニングが復職後にどう役立つかのポイントをお伝えしたいと思います。そして、勉強会に対して抱く疑問解消や参加メリットの発見へと繋げて頂けたら嬉しいです。

広報チームでは今回、一度復職を経験され、現在第二子の育休中で運営メンバーとして活躍中のアキさんにインタビューを行い、一度目の育休時に勉強会を経て復職した当時についてお話をお聞きしました。
約3年前、設立当初の育休プチMBAの勉強会へ参加されていたアキさん。
その後の復職で活かせられたこと、振り返ってみて得られたもの、身に付いたことなどをお伺いします。

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それではまず、アキさんのプロフィールを簡単にご紹介します!
名前: アキさん
年齢: 34歳
職種: 日用品メーカー研究開発
勤続: 9年目
役職: 非管理職
転職経験: 無
お子さんの年齢: 長男3歳6ヶ月、長女6ヶ月
育休回数   : 2回目
育休プチとの関わり: 1期参加&4期運営メンバー
休日の過ごし方や趣味など: 家族での外出(キャンプ始めました!)、子連れでいけるおしゃれカフェを開拓中

—–まずはじめに、初めての産休・育休を経て復帰となった3年前。職場復帰に際し、当時不安に思っていたことを教えて下さい。

上司や組織から見放されたくなく、キャリアを諦めたわけじゃない、子供がいてもバリバリ働ける!と周りにアピールできるものを探していたように思います。振り返ると資格取得やフルタイムで復帰することにこだわっていたと思います 。組織としてはすごく恵まれていて、在宅勤務やフレックス制度もあり、周りも理解があったにも関わらず、それらを利用することによって2軍になると思い込んでいて、焦りがあった。そんな不安があるからこそ、それらを乗り越えなきゃと肩に力が入っていたように思います。

—–そうした中、育休プチMBAの勉強会に参加したきっかけについて、教えて下さい。

ちょうど長男が6ヶ月のとき、資格試験が一段落。育休終了前に何か新しいことを勉強したいと思っていた時に記事を見て育休プチの存在を知り、すぐに連絡をとって1月末の会に参加しました。子どもを連れて何かするのは大変だと思っていたので、子どもを連れていく ことができ、更に勉強もできるなんて、こんなおいしい話あるのかな!と思いすぐに連絡を取って参加しました。

—–初回の育休中には、何回くらい勉強会に参加されたのでしょうか。

育休プチに2回、週末プチに2回です。(*週末プチとは土日に行われる、株式会社ワークシフト研究所主催による週末プチMBA研究会のこと)

—–参加前の育休プチMBA勉強会の印象はどうでしたか?

まず、勉強会に子どもを預けずに「子連れで行ける!」ということが本当にお得に映りました。
もともとMBAという言葉もポジティブに響いていて、MBAの科目の中から どういう内容を勉強するのだろうという興味もあったため、勉強会の中身自体にどういう効果があるのかについては、あまり懐疑的ではなかったです。また、育休中の女性を対象として行なっている勉強会というところが、ビジネス的にも面白そうだなと感じたのを覚えています。

—–MBAというネーミングは、一見すると難しそうな印象を持つかもしれませんが、そこにご興味があったとのことですね!それでは、勉強会に参加した後の感想を教えて下さい。

実際に勉強会に参加して、MBAというネーミングはあるものの、その中の「ケースメソッド」という手法を用いて、マネジメント思考のエッセンスを分かりやすい言葉で学ぶ場だということが分かりました。
そして、その学びから周りに期待するのではなく、自分の思考をアップデートすれば働き方を変えられるんだということに気付きました。とはいえ、勉強会後すぐに変化したというよりは、復職した後にじわじわと効いてきたように思います。復職後に自分で空回りしたり、リアルに失敗したりして、「これ何かで見たことあるな…ああ、あれだ!このことを言っていたんだ」と、学びを深めていった感じです。その時の勉強会で学んだ資料を見返したり、9つの挑戦課題(*勉強会の毎回最後で自分自身に問いかけ、課題を見つけ周りとシェアするワークのひとつ)に戻ったりして、徐々にできる自信に繋がっていったのがよかったです。2

—–勉強会の効果は即席ではないものの、体のどこかに残っていて、必要な時に助けてくれるようで頼もしいですね。自分の身に起こったことを、育休プチMBA勉強会で学んだケースに置き換えて考えることは自然にできましたか

育休プチで学んだ思考トレーニングはケースメソッドなので、自分が体験している風です。あれ?これどっかで同じこと見たな、となった時にリンクして、勉強の抽象概念化の部分に初めて行けた気がします。勉強会参加の場ではそこまで行けなかったものの、自分の実体験を通じて概念化につなげることができました。それはやはり3~4回のレクチャーを受けて、それがどこかに残っていたからだと思います。


勉強会でも複数回参加することで、思考の定着につながると言われていますよね。それをアキさんも体験されたということですね。
さて、他にも育休プチMBA勉強会に参加して得られたと思ったことはありますか。

思考力がメインですが、FBで友達になったことで同志と思える仲間との人脈も得られました。リアルな繋がりがなくても、活躍を拝見し、子供を持ちながら働くを体現している方とゆるやかにつながっていること、それ自体が本当に心のよりどころでした。復職後一年くらいは結構落ち込むことが多かったので、FB限定コミュニティ(*勉強会参加者が招待されるFB上のコミュニティ)に支えられました。リアルでお茶飲もう程の付き合いではないが、活躍しているし頑張っているよね、みんな!というのが嬉しい。周りで「母として働く」人のつながりが意外と少なく、このコミュニティで出会った人がそこを埋めてくれていると思っています。
またMBA取得、というパッケージへの憧れでなく、それに紐づくトピックの勉強を続けて、中身をきちんと理解しようと思うようになりました。目的は自分が持っている夢のために、思考力&実践力を向上させることだよね、ということが分かりました。

—–育休プチMBA勉強会への参加によって、復職してからの両立生活で活かせたと思うポイントや場面はありますか?

復職後、大きな仕事から外されて落ち込んでいたときにFB限定コミュニティ上で皆さんに相談できるチャンスがあり、複数のコミュニティメンバーからコメントをもらえました。また、たまたま私の投稿を見た国保さんから「上司はそういう意図ではなかったのでは?」とのコメントを頂き、ああ確かに上司目線で考えてなかったなぁと感じ、、会社外でもたくさんの人に支えられていると感じました。
あとは、落ち込んだ後のリカバリーが早くなったり、落ち込んだ後に考えられる体力がついたりしました。そして、悩んでいることが成長する機会だと、段々と前向きに捉えられるようになったことも実感しています。
9つの挑戦課題を意識すると、自分の仕事のスタイルを変えていけると感じ、実際に産休前とやり方が変わりました。それを上司が受けとめて、よくなったと誉め言葉をもらうこともあり、自信につながりました。実質の業務時間も短くなり、突発的な休みも多く、時に仕事を取りこぼすこともありますが、全体として働き方がよくなっていると言われたことは嬉しかったです。3

—–育休プチMBA勉強会に参加するか迷っている方へのメッセージ

育休中に勉強会へ参加したからと劇的に両立生活が楽になることはないですが、ハードな生活を回していくには、体力を思考力で補っていくことが必要です。自分の中で、悩みを課題に変えて冷静に、どうやって解決するのか考えられれば、仕事や育児でこけた後の回復力にきいてくる。そういう観点にたつと、育休プチはそこに明確に響くプログラムになっていて、その効果を復職してじわじわと実感できるし、本当に行ってよかったと思います。復職後不安だなと思っている人こそ、まずは1~2回参加してもらうことで、少し楽になるのではと思います。

インタビュー中、終始笑顔でお話頂いていたアキさん!
ポジティブで新しい物事にチャレンジする意欲が高いように感じる彼女ですが、それでも日々落ち込んだり悩んだりされていらっしゃるとのこと(笑顔の裏に隠されているのでしょうか…)。
そうしたネガティブな時に効いてくる勉強会の効果。
育休プチMBA勉強会で学んだメソッドや思考法により、自力で持ち直す力(アキさんは回復力とおっしゃっていました)を身につけ復職後に迎えたいくつかのハードルを乗り越えることができたとのこと。また勉強会を通じて知り合った同志と思える仲間とのコミュニティを通して、大変なのは自分だけではない!と支えられ勇気づけられたともおっしゃられていました。
復職後にこそ求められる思考力、そして同じ境遇にある同志とのつながりを、まだ余裕のあるこの育休中に取得し、落ち込んだ時の回復力に繋げたいところです。
こうしてブログを読んで頂けることだけでも嬉しいですが、実際勉強会へ足を運んでいただくと、今回取材したような復職後の悩んだ時・立ち直れないと思える時にこそ、必要なチカラが身に付くかもしれません。
今回はアキさんの例でしたが、育休プチMBA代表国保さんの著書『働く女子のキャリア格差(ちくま新書)』では他4名の勉強会参加者の方のインタビュー事例が上司の方のコメント入りで掲載されています。こちらも参考にして、来たる復職に備えて頂けたらなと思います。

【復職者インタビュー③】第3期(秋)メンバー座談会「働き方の戦略」

こんにちは。第4期(春)運営メンバーのこばです。
復職後の働き方をイメージして復職後に備えてもらいたい、今後のキャリアビジョンを描くヒントを提供したい、という思いから、運営チームでは育休プチMBA勉強会OGへのインタビューを実施し、配信しています。

4回目の今回、私達第4期(春)運営メンバーの先輩である第3期(秋)運営メンバーゆっこさん、さおりんさん、あかりんさんの3人にお集まりいただき、テーマを「働き方の戦略」と題してお話を伺いました。

まずは、3人のプロフィールをご紹介します。

ゆっこさん
勤務先:メーカー
業務:法務の業務を担当。訴訟やトラブルの対応、契約交渉、M&A、コンプライアンスなどに携わる。
役職:主任職。
略歴:2回の転職を経て2012年から現社。前社の在職中に米国のロースクールの日本校に週に2回、定時後に通い、2年間通って卒業。
子供:3歳、1歳
勤務体系:フルタイム勤務

さおりんさん
勤務先:メーカー
業務:システム開発業務を担当。主に生・損保の新契約申込、支払査定等の設計・プログラム開発を担当。
役職:なし
略歴:別会社に勤めていたが、会社分割により部署単位で転籍し、2012年から現社。
子供:1歳
勤務体系:7:50~15:35の時短勤務

あかりんさん
勤務先:金融機関
業務:資産運用の事務、決算業務に携わる
役職:主任職
略歴:新卒入社後、異動なし。自身のキャリアを重視しパートナーと話し合った結果、結婚後一定期間働いたのち、妊娠・出産
子供:5歳、1歳
勤務体系:フルタイム勤務


(左からゆっこさん、さおりんさん、あかりんさん)

以下、敬称略

1. 勤務体系と働き方について
<インタビュアー>
時短の有無や残業の有無も含め、皆さんがどういう基本方針を持ちながら働いているかを教えてください。
ゆっこさんとあかりんさんは1回目の復職時と変更した点も教えてください。

<あかりん>
今回は復職時から時短勤務は利用していません。しかし制度が整っていることもあり、フルタイムでも働きやすいと思っています。
その理由として、7時間勤務であること、在宅勤務制度があることが挙げられます。在宅勤務制度について、現在は育休復職者と介護者のみですが、今後全社員適用されるので、よりフレキシブルな働き方が選択できる会社だと考えています。
始業時間は基本9:00〜17:00ですが、8:00〜16:00にシフトしています。早朝勤務ですと自作業に集中できる時間が多いので効率がUPしていると感じます。
1人目復職後は時短を利用していました。理由としては当時夫が大学院に通い勉強をしていたため、朝夕自分ひとりで家事育児を行っていました。
しかしうまく回らなくなってきたことと私自身がフルタイムに戻したいと考えていたことから、夫と話し合い分担を見直しました。復職半年後から時短勤務日を徐々に減らしてフルタイム勤務日を増やし、1年かけてフルタイムに戻しました。
残業は基本的には行っていませんが、繁忙期のみ延長保育を利用して行っています。勤務時間に融通を利かせることができたことが、育休中の昇給につながったと思っています。

<さおりん>
15:35までの時短勤務を利用しています。残業は実施していません。
現在時短を利用している理由は4つあり、1つ目は勤務地となった客先が家から遠いこと(延長保育でも17時が限度)、2つ目は客先勤務のため早朝へのシフト等の融通が利かないこと、3つ目はすぐに2人目の子供が欲しいと考えており長時間残業を避けたいこと、4つ目は職場のプロジェクトが立ち上がっていないことです。
復職面談時に、復帰後の職場のプロジェクトが立ち上がっていない旨を上司から聞きました。プロジェクトが立ち上がり、本格的に忙しくなった場合、勤務時間を延ばす調整を行う予定です。
時短における円滑な仕事の進め方として、作業の依頼方法や報告の仕方を意識しています。
作業の依頼方法はギブ&テイクを意識し、手伝ってもらった人の作業を別の機会に手伝ったりしています。勤務地が客先で上司はほとんど不在のため、週に1回進捗報告しています。

<インタビュアー>
進捗状況を報告するための作業はどのように行っていますか?

<さおりん>
保育園からの急な呼び出しがあった際に引き継ぎがスムーズになるよう、常に所定の場所にある共有ファイルを見れば私の業務の進捗状況を確認できる状態にしています。
更新自体に時間をかけないよう敢えてシンプルな内容にして、1日5分程度の作業時間を設け、ファイルを更新しています。

<ゆっこ>
今は8: 50~17: 20のフルタイム勤務で復職しています。
1回目は当初時短(8:50~16:05)を利用していましたが必ず残業が発生していました。また、時短のほうが制度上制約があり、フルタイムのほうが裁量労働制で融通がきくことからフルタイムに途中から切り替えました。
しかし、フルタイムにしたとたん残業量が大幅に増えました。

<一同>えーーー!!!!!

<ゆっこ>
今回も復職時は時短でしたが、上司と話すうちフルタイムに戻す話がでてきました。
その際、残業が増えてしまうのではないかと本当に悩みました。
しかし、育プチの期間で自分自身の働き方の改善点等を分析し冷静に対策がうてることと、キャリアアップを意識しており、また上司からそれを期待されていることを聞いたことからそれに応えたいという気持ちもあってフルタイムに戻しました。残業はありますが(笑)
前回は、似たような環境にいる人がおらず、評価が勤務時間に直結しているイメージもあったため、「なんでもやります!」と言いたかったことが残業が増えた要因のひとつでもあります。
今回は部署異動したこともあり、子育て中のパパも多く仕事のしやすい環境です。
上司とのコミュニケーションについては積極的に取ろうとしています。話は長い(笑)ので、昼休み前に打ち合わせを設定し長引いてもゆっくり話ができるように調整しています。
前回と異なる点としては、夫との時間の自由度を高めたことです。具体的には共有アプリに基づいて残業予定の調整を行っています。私の仕事は、コンプライアンス上、部内の人と共有できないケースがあって自分が対応するしかない場合も多いので、夫が予定に書いていなければ、突発的な残業の際のお迎えなどを依頼しています。

<インタビュアー>
使用ツールは何を使っているのでしょうか?

<ゆっこ>
ツールはタイムツリーを使用しています。
前回運営メンバーでも利用していました。日常では、夫と仕事や保育園の行事の予定などを共有しています。

2. 育児と家事のサポート体制について
<インタビュアー>育児と家事について、パートナーのサポート状況を教えて下さい。

<ゆっこ>
夫に週に1回在宅勤務をしてもらって、自分はその日に打ち合わせや出張を当てています。朝早く出社し、夜遅くまで働くこともあります。上司からは残業も期待できると思われていて、次はいつ残業ができるのかと聞かれることもあります(笑)ですので、月初に夫に予定を入れてもらうことで事前に残業できる日を把握できるようにしています。

<インタビュアー> 業務に集中できる日が計画的に取れるのは素晴らしいですね!さおりんさんとあかりんさんはいかがでしょうか。

<さおりん><あかりん>病児の対応および連絡先を夫にしています。

<インタビュアー>そうなんですか!ぜひ理由とうまくいく秘訣、どのように調整したかを教えてください。

<さおりん>
理由として、私が時短勤務で勤務時間が短く、それ以上仕事に携わる時間を減らすとまともに働くことができなくなるため、夫にもある程度時間という形で協力してもらうことをお願いしました。
調整の方法ですが、病児だけではなく家事育児全般の家事分担調整を行う際、家で話をしてもなかなか決着がつかないと思ったので、休日の予定として家族会議を組み込み、高そうな(笑)ノートを買って喫茶店に向かい、タスク一覧をお互い設定し決めていきました。
プロジェクト化をすることで、仕事モードに切り替え、タスクをこなす=仕事の分担が増えることに対して達成感を覚えてもらい、徐々に移管してます。また、ポイントとしてご飯係の大変さや夫好みの味付けにした事を伝えています。
タスク洗い出し方法は育休ママの情報サイトから育休中にタスクとして洗い出しておきました。

<あかりん>
上の子は幼稚園で私(あかりん)担当、下の子は保育園で夫担当としました。理由としては、下の子は上の子が以前通っていた保育園に通っており、保育園への対応内容がよく分かっているため、夫でも大丈夫だと考え、全面的に任せています。また幼稚園は母親が参加することを求められることが多く、できるだけ私が対応しています。

<インタビュアー>なるほど、担当を明確にして作業を分担したのですね。素晴らしい。

<インタビュアー> 親のサポートや病児保育・シッターについてサポート・利用有無、体制など教えてください。

<ゆっこ>
両親・義両親両方サポートしてもらっています。計画的に夫両親の家の近くに家を購入しました。病児じゃなくても仕事が大変なときはお迎えや食事のサポートが必要となりますが、いずれの場合も義理両親・両親に頼みます。サポートには優先順位をつけており、まずは夫→義両親→両親の順に無理がない範囲でお願いしています。
週単位でのサポートが必要な場合には、打ち合わせを実施し、計画的にお願いするようにしています。ただし、病児の場合何日も続くと両親が辛いですし、病児保育は最近は入れないことが多いので、病児シッターを現在本気で検討中です。

<あかりん>
市の病児保育を利用しています。
復職後3、4つ病気にかかっており、7、8月の2か月で15回使っています。
病児保育について色々なイメージがあるかと思いますが、実際に利用してみて、私の子供は年上の子に遊んでもらったり楽しんでいるようなので、事前に持っていたイメージと利用した後のイメージは異なります。
また、朝受診時は熱が高くなく、日中に熱が急に上がって来た際に再度受診させてくれる等、病状に臨機応変に対応してくれるので、親としても安心しています。自分で看ていたら1日2回は受診しないと思います。
病児保育の利用可否は地域差があると思います。予約が取りやすい自治体、取りにくい自治体等、私が住んでいる地域は比較的取りやすいと思います。

<さおりん>
復職後すぐ病児保育に登録しましたが、現時点まで利用は1度もありません。呼び出しはあったが、夫がたまたま忙しくなかった時期のため、夫に対応してもらいました。
熱が出た場合、1日目は自分が対応し2日目は熱が下がるというケースが多かったため、特に病児保育は利用しませんでした。
ただし、自分がよく病気をうつされ、体調を崩したことがままありました。原因を振返り対策をうちました。普段から「子どもの食べ残しはちゃんと捨てる」、子供が病気にかかっているときは当たり前のことではありますが「マスクをつける」を徹底しました。

<インタビュアー> 家事代行は利用されていますか?

<あかりん>
現在、掃除代行を検討中です。
ただ、まだ家の掃除を他人に任せることに抵抗感があるので、エアコン掃除などから慣らしているところです。精神衛生上、家が汚いことに対するフラストレーションを解消したいと考えています。

<ゆっこ>
同じく掃除代行を利用したいと考えています。
掃除が好きだからこそ手をかけられない状況が気になってしまいます。特にお風呂の掃除は排水溝が気になります。
気になることが頭にあるとフォーカスすべきところから意識がずれてしまうので、より重要ではない事柄を削ぎたい。その代表的なものがお風呂掃除です。

<インタビュアー> 食事の献立について工夫されているところはありますか?

<あかりん>
宅配食材を使用しています。火水木は献立を考えなくていいからかなり効率が上がっています。
(参考URL:https://www.oisixdotdaichi.co.jp/services/#toc)

<ゆっこ>
育休中に5週間分の献立を立てて、買うものもリスト化しました。毎月これに沿って食事作りをしています。ちなみに夏バージョンと冬バージョンがあります。献立を立てるときは労力がいりますが、日々の買い物や献立作りを意識する必要がないので効率化できています。
またあかりんと同じく宅配食材を使うことで一定日献立を考慮しなくてよい日を作ります。

<さおりん>
栄養を最優先で、レシピを考えるようにしています。
買い物は毎週一緒のものを買うようにして、買い物に悩む時間を減らすようにしています。
最近作り置きを始めましたが、かさね煮の講習に行って、とても役立ちました。野菜とキノコ類は週に1度作り置きしておいたかさね煮を用いて短時間で様々な料理にアレンジ出来るため、毎日の献立は主菜が肉か魚かを考えればよい状態にしています。
(参考URL:http://www.toneri-mina.com/whats.html)

3. 育休プチでの経験、復職後の働き方への影響について
<インタビュアー> 育休プチMBA勉強会および運営メンバーとしての経験がどのように役立っているか、復職後の働き方に影響したことなどあれば教えて下さい。

<ゆっこ>
以前はやみくもに仕事をしていましたが、今は以前から使っていた仕事のTODOリストに、各案件における会社のゴール、自分が得たいことを追記し、TODO完了とともにそれらが達成できたか出来たかどうかの振り返りもしています。
それぞれのタスクについて、自分の役割が何かをよく検討し、段取りを細かいレベルまで落とし込む。これを一番初めにやっておくことで、それぞれのタスクで何を得るかを常に考えられるようになりました。
復帰直後はあまり大きな案件を任されなかったのですが、アサインされた仕事が重要案件に見えない場合でも「自分はここから何を得るか?」を言語化することでモチベーションを維持したり、苦手な人との仕事については、「苦手な人との付き合い方を訓練しよう」と目標設定したりしていました。そしてその目標がなぜ達成できたか、できなかったかを振り返ることにしています。
育休プチMBA勉強会やWSIのセミナーも、「なぜ○○なのか」と追求し、思考するというコアな部分は共通していると思います。

<さおりん>
目的が明確でない資料作成等の作業は目的を踏まえて作業する事で効率や精度があがりました。例えば「目的はこうだから、この範囲は必要ないですよね?」と無駄な仕事をそぎ落とせたり、相手も「目的」を意識してくれてトータルで時間短縮になったり、目的が「説明」か「切り分け」が目的なのか等を明確にする事で資料の精度自体が向上しました。
また上位者の目線や立場、置かれた状況を意識することで、上司の発言の裏にある感情や意図に気が付くことができるようになったのはとても大きな変化でした。
期に1回の面談ではこれまで会社に目標を立てさせられているように感じていたのですが、今期は自分のやりたい事を盛り込んだ目標にしています。ただ必ず貢献につながるようにしています。結果自然と会社に貢献出来るよう意識して動くことが出来ています。
キャリアビルディングでは将来の脅威を踏まえて自分の伸ばすべきところを考えた事で、やみくもに努力するのではなく通勤時間等、限られた自分の時間をうまく使えるようになったと感じています。

<あかりん>
私も上位者の目線を意識した結果、上司の意図がよくわかるようになりました。
如実に感じることができたのは、グループワークをしている際、他部署の一般社員と上司のやり取りにおいて、一般社員の感情を理解しつつ、上司目線の意見に同調している自分に気がついたときです。
なぜと分析を繰り返すことで、自分の目線を引き上げることができるようになったと感じています。その結果上司・配下メンバーの両者意見を理解し、目線が上位に到達していない人に対して、感情に寄り添いつつ一緒に考えて、正論を自然な形で伝え、結果的にチームを引き上げることができるような行動を心がけています。
育休プチMBA勉強会には半年間ほぼ毎月参加しました。思考のトレーニングの結果、考え方が定着するのが複数回参加するメリットだと思います。
出てよかったと思うWSIのセミナーはキャリアビルディングです。キャリアビルディングはキャリアプランを再考する良い機会でした。ただ、夫はあまりキャリアの話に付き合ってくれないのでさおりんのように高いノートが必要ですね(笑)

<インタビュアー>育休プチMBAやWSIのセミナーで印象に残ったケースなどありますか?

<ゆっこ>
交渉が印象的でした。同じ結果になった場合でも気持ちが違うというのがよくわかりました。ゆうこさんが繰り返し相手の気持ちと欲求を満たすようにおっしゃっていたのが、特に響きました。
例えば土日に自分が休みたいと思ったときに、まず夫のことを気遣うと、夫から「休んでいいよ」とレスポンスが返ってくるので、お互いに嫌な思いをせずハッピーな気持ちで休ませてもらえます。(笑)

<さおりん>
同じく交渉が印象的でした。私の場合、夫の前で子供に「お父さんとお風呂に入るの楽しいんだね」「お父さんにご飯もらって嬉しいんだね」等を繰り返していいます。そうすると夫が子供のお世話をすすんで実施するようになりました。
やらされてる感がないように相手にもWINを与えられるよう心がけています。
私の家族にとって「子供が喜んでいるよ」は「あなたと結婚してよかった」と同じくらい魔法の言葉かもしれません。

<あかりん>
交渉学を受講し実践したことですが、チームミーティング運営の場面で、事前に議題を募る際にたまに的外れな意見が挙がっても、あえて残すことがあります。
まずは、その方が自分の意見がミーティングにあがったという満足感を得られると考えています。また特に相手が私より上の方の場合、私が指摘するよりメンバーの意見を聞いて貰ったり、上司に指摘してもらう方が納得感があるとも考えています。

<インタビュアー>ステキですね!

4.育休中にやっておいてよかったこと
<インタビュアー>プチの活動以外に、やっておいてよかったということを教えてください。

<さおりん>
近所の人の方との関係性を構築しました。お茶や立ち話をすることで母親不在時に緊急事態が発生しても家族が頼れる存在を作ることができました。
きっかけは自分で作りました。具体的には、旅行に行った際のお土産を近所に配りに行きました。

<ゆっこ>
育休中は、育児をする人、仕事をする人、と夫婦間で立場が分かれやすいので、夫とのコミュニケーションを特に意識して密にとりました。お互い自分の大変さばかりを主張してかみ合わないこともあり、原因は何なのかを話し合ったりしました。相手の立場に立たないとうまくいかないというのは仕事でも同じだと思うので、当たり前のようだけれどこれに気付けて良かったと思っています。

<あかりん>
会社の復職前セミナーに夫が一緒に参加しました。(一同驚き)
プチですでにやったことも多かったのですが、子供のうち片方が病児保育・片方が通常登園の場合のシミュレーションを事前に共有できたので良かったと思います。

5. 育休中の人へのメッセージ
<インタビュアー> 最後に、現在育休中の人へメッセージをお願いします!

<ゆっこ>
育休プチMBA勉強会に参加している方であれば、ぜひWSIのセミナーを何回か受けたあとに、再度勉強会にも参加してみてください。WSIとは違った難しさを感じて得られるものが多いと思います。
パートナーの方との関係構築は育休中にぜひ。育休中はそれぞれの目線が違うので、よいトレーニングになります!
育休はあっという間に終わってしまうので、限りある時間を満喫してください!

<あかりん>
これからは限られた時間の中で成果をあげることが必要になると思います。そのためにはどんな思考をすればよいか、どんなスキルを身に着けたらよいのか考えて実行していくとよいのではないかと思います。またできるだけ時間を創出するための準備を行っておくとよいと思います。

<さおりん>
育休プチでの勉強や復職準備をした結果、復職後起きている事は殆どが想定内ですが、突然準備していなかった事が起きたり、仕事への意欲が高まった事による新たな悩みも出て来ました。
そこで復職を不安に思う方は、自身に合った「気持ちの立て直し方」について情報収集しておく事をおススメします。参加者コミュニティにも代表のあっきーさんや副代表のゆうこさんが時々書かれています。例えば、私は困難にぶちあたった時以下のような事をしています。
1)今起きている問題を言語化して寝かせて置き、気持ちが前向きな時に再度、原因と解決策を整理する。
2)それをいつか「ネタ」に出来る仲間やコミュニティがある、と考える。
(しつこいですが)最後に、私は仕事も家事も完璧なキラキラママではありませんが(むしろこれまで世渡りベタで失敗ばかり)復職後は視野の広がりや思考出来ている事を感じるため、仕事は育休前より楽しく、子育ては育休中より楽しく感じています。勉強会に参加されている皆さんならきっと復職後は楽しめるのではないでしょうか。

<インタビュアー> 今日は本当にどうもありがとうございました!

【インタビュー後記】
久しぶりに集まるという3人。みなさん明るく前向きに課題に挑戦していました。
そろって仰っていたのは、「なぜそうなのかを相手の立場に立って考えること」。
簡単なようで難しく、しかしながら家庭・職場共通して大事なことなのだと気がつかせてくださいました。
三人三様の働き方の戦略。コミュニケーションツールや家事の効率化手法など大変参考になりました!
育休プチの運営を担った期間ともにした3人は、お互いを理解しそして切磋琢磨している良い職場外の同僚という雰囲気を感じました。
気づきや思考の深さ、行動力。
私達も学んでそして復職後に活かしていきたいと思います。
ゆっこさん、さおりんさん、あかりんさんありがとうございました!

10月以降は、新メンバーによる勉強会運営となります。
次回勉強会は10月12日(木)、テーマは「無意識のバイアスに気づく」です。
※9/23(土)20:00現在、ありがたいことに完売しています!前日や当日に病児事由のキャンセルが発生する場合がありますので、参加希望の方は随時チェックしてみてくださいね。
割引制度適用席は残席あります。
申込URL: http://ptix.co/2fdYfxk

【復職者インタビュー③ 第2期 Mさん&Sさん「キャリアと家庭の両立について」】

こんにちは。第4期(春)運営メンバーのあちゃこです。

復職後の働き方をイメージして復職後に備えてもらいたい、今後のキャリアビジョンを描くヒントを提供したい、という思いから、運営チームでは育休プチ勉強会OGへのインタビューを実施し、配信しています。

第3回は、2015年度の育休プチ運営に関わったメンバー(2期メンバー)のMさん、Sさんのお二人に、テーマを「キャリアと家庭の両立について」と題し、育休プチMBA第4期(春)では初のオンラインインタビュー(※)をさせていただきました!

お子さんの寝かしつけを終えた夜の時間帯、Mさんはビール缶(ヤッホーブルーイング社の水曜日のネコ)、Sさんはワイングラス(白ワイン)を片手に、ざっくばらんにしかし深いお話をたくさんしてくださり、大変密度の濃い時間となりました。

※ちなみに2期メンバーでは、時々オンライン飲み会を行っているそうです。

(オンラインインタビュー イメージ図)

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〈お二人のキャリア・働き方〉
まずは、お二人のプロフィールをご紹介します。

Mさんは、メーカー勤務で、品質向上を目的としたITシステムの企画・設計とBPRに携わっていらっしゃいます。お子さんは、2歳、5歳の男の子です。

Sさんは、7月まで金融機関に勤めていらっしゃいましたが、9月から伝統工芸に関わるベンチャー企業に転職することになっていらっしゃいます。(インタビュー実施の8月末時点)お子さんは、3歳、5歳の男の子です。

インタビュアー:Sさんは9月から新しい会社に転職されるということですが、何がきっかけだったのでしょうか?

Sさん:転職のきっかけは、4つあります。
1つ目は、育休を経て働く環境が変わったことです。
2つ目は、仕事内容について限られた人生の時間の中で自分にとって対価があるかどうかを考えた時に、前職がフィットしないなと思ったこと。
3つ目は、長期的にも短期的にも前職の将来像を考えた時、自分の居場所としてより適した場所があると判断したこと。
4つ目は、タイミングです。

1回目の育休から復帰して、今までの、残業でなんとか乗り越えるというやり方ができなくなりました。そこではじめて、仕事のやり方を変える必要があることを認識したのですが、それまでの時間をかけて仕事をするスタイルに慣れてしまっていたので、時間制約がある中で仕事をどう回すのかというビジネス上の課題が顕在化して戸惑いました。
特に私は飲みニケーション(飲み会を通じたコミュニケーション)が好きでしたし、それで職場間コミュニケーションを補ってきてもいたので、これが簡単にできなくなってしまったことにストレスを感じました。
また一方で、子供との時間を削ってまでしている仕事の価値とは何かを考えるようになりました。親が仕事を楽しんでいる姿を見せられているか、子供に胸が張れる仕事ができているのか、日々悶々としていました。

2回目の育休中、育休プチMBA勉強会でケーススタディを通じて上司目線を体得したことで、1回目の復職時よりも2回目の復職時の方が、うまく仕事を回せるようになりました。
また、セミナーなどを通じて自己啓発を進めていく中で、自分が本当にやりたいことが伝統工芸に関わる仕事であることがわかってきました。
そのうちに、入りたい会社が見つかり、ボランティアとして携わっていく中で転職のタイミングが訪れました。

Mさん:Sさんは、2期メンバーの中で、活動を通じてもっとも視座が上がった人だと思います。上から目線みたいですみませんが…。

Sさん:子供を育てるようになってから、自分が楽しんでいるのが一番良い教育だと思えるようになりました。

Mさん:Sさんの話を聞いていると、転職したくなりますね(笑)。復職してからぶつかる壁は皆同じような気がします。

インタビュアー:Mさんは、2回目の育休復帰後は、時短制度利用をせずに残業も必要に応じて毎月0〜30時間程度こなしていらっしゃるということですが、1回目の育休復帰後は1日5.5時間勤務の時短制度を利用されていたんですね。
1回目と2回目の時短利用の違いについて、理由を教えてください。

Mさん:まず、上の子は手がかかるほうで、1回目の育休復帰後は時短制度を利用していました。
自分自身、仕事が好きで、家事・育児に苦手意識があったのですが、復職後、仕事と家事・育児の両立で板挟みになっている自分が1人だけ不幸になっていく気がしていました。
具体的には、仕事柄、海外とのやりとりが多く、海外とのコミュニケーションをとる時間帯の朝晩に職場を離れなければならない仕事での状況と、その一方で子供といる時間が長いのにその間子供に背を向けて長時間家事をやっているという家庭での状況の板挟みになっていました。
なので、2人目の妊娠がわかってからは、2回目の育休復帰後は絶対にフルタイム勤務にすると決めていました。

インタビュアー:お二人のお子さんが居ながら、復帰直後からフルタイム勤務は大変だったのではないでしょうか?

Mさん:実は、2回目の育休復帰後もしばらくは時短制度を利用していました。
必要に応じて残業をすることで、見た目上はフルタイム勤務をしていたのです。
病児対応などのリスクを勘案して当初は時短制度を利用していましたが、想定していたほど子供の病気が多くなかったため、評価面談前に時短制度の利用をやめて、フルタイム勤務をしている状況です。

インタビュアー:Sさんの勤務形態はいかがでしょうか?

Sさん:前職では、時差勤務を利用し8:00-16:30のフルタイム勤務、必要に応じて残業をすることがありました。9月以降も同じスタイルを予定しています。

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〈家事・育児にまつわるお話〉
インタビュアー:お子さんを抱えながら仕事や家事・育児をする上で、ある程度割り切りが必要な場面があると思います。そんな中で、絶対に譲れない点、ここは諦めるなどご自身の中での優先順位を教えてください。

Sさん:先ずは家族の命に係わることが最優先です。次に子供と一緒に過ごす時間の質が大切だと思っています。
一方、仕事時間が同僚より短いことは諦めて、時間の長さより質で勝負しようと考えています。

Mさん:絶対に譲れない点は2つあって、1つ目は、年1回は旅をすることです。2つ目は、子供の気づきや発育を促すための関わり方です。
諦める点は、家事などの自分基準や自分のやり方です。

インタビュアー:パートナー・ご両親のサポート状況について教えてください。

Sさん:夫は保育園の送り、お風呂掃除、洗濯などの家事を担当しています。病児の際などの緊急時は、夫は基本的に休めないため、時々半休を取って対応してもらいます。
両親には、病児の時は頼らないと決めていて、子供が元気かつ夫と私の両方が残業するときに、子供を預かってもらうことがあります。頻度としては2〜3ヶ月に1回程度です。

Mさん:夫は、保育園の送りを90%程度担当し、やり残した家事をやっておいてくれることもあります。緊急時も状況により予定調整のうえ、対応してくれることがあります。
親のサポートに関しては、義母が毎週水曜日にバイオリンレッスンを兼ねて、上の子の保育園のお迎えや夕食の支度をしてくれます。

インタビュアー:パートナーとの協力体制を築かれていらっしゃいますね。家事・育児の外部委託サービスなども活用されているのでしょうか?

Mさん:残業などでお迎えに行けない時や病児対応などで、自宅で預かってくれるベビーシッターサービスを活用しています。
1回目の育休復帰後は使っていなかったのですが、育休プチMBA勉強会での運営の活動や、自分がやりたいことをやる方法を考えた時に、使ってみようと思うようになったのがきっかけです。また、自治体の病児保育も活用して、ベビーシッターと使い分けています。

インタビュアー:Sさんも育児の外部委託サービスの利用はありますか?

Sさん:ベビーシッターを2回目の育休復帰時から本格的に活用しています。
実は次男が保育園に通い始めた頃、ご飯も水も1日中拒否するハンガーストライキが続きまして、それでベビーシッターの利用を開始しました。3〜4人のベビーシッターにローテーションを組んで来てもらい、お金はかかったのですが、会社にも覚悟が伝わったと思います。
また、病児の場合、病気にかかった2日目以降にベビーシッターやファミリーサポートを活用することで、本業の仕事でも社外活動でも自身の活動の幅が広がるようになりました。

インタビュアー:家事代行サービスの定期利用もありますか?

Sさん:家事代行サービスも、ベビーシッターと同様、2回目の育休復帰時から活用を開始しました。ここ2年ほど使っていて、今は月2回各2時間の掃除をお願いしていますが、家事代行のおかげで夫婦喧嘩の元が減りました。
やはり、家が綺麗になると自分がご機嫌になれるので、夫や子供にもイライラしないでいられるのが一番良いですね。

Mさん:私も家事代行を利用していて、今は週1回4時間程度、掃除・洗濯をお願いしています。今後は、作り置きサービスの定期的な利用も隔週程度で検討しています。3時間で10品以上作ってくれるもので、主菜・汁物よりは副菜重視のプランでお願いしたいと考えています。

インタビュアー:パートナー・ご両親や家事・育児の外部委託サービスなど、複数の人が家事・育児に関わる仕組み、大変参考になります。こうした他の方に協力してもらう際に心がけていることを教えてください。

Sさん:基本的に、夫と外部サービスはビジネスライクに話すことを心がけていて、依頼内容・懸念事項を整理して伝え、どこまで可能かを確認するようにしています。
特に夫に対しては「あなたも大変な状態ということは理解している」という話し方を忘れないようにしています。
また、基本的に両親には頼らないようにしています。

Mさん:やり方の違いや仕上がりは、こちらが譲れない安全衛生上の点を伝えた上で、協力してくれる人の質にお任せしています。
ただ、以前、家事代行サービスの担当者に変更があり、これに伴いやり方も大幅に変わって戸惑ったことがあるので、家事自体を自動化することが効果的だと考え、家事の自動化を進めています。

インタビュアー:家事の自動化ですか?

Mさん:例えばキッチンの自動化について、具体的な事例を挙げると、3つあります。
1つ目は、タイマーや焼くモードの設定が可能なグリル魚焼き器です。最初にスタートのスイッチを押すだけで、途中焼き加減を調整することなく魚をちょうどよく焼き上げてくれて重宝しています。
2つ目は、タイマー設定が可能なコンロです。これで圧力鍋調理をしています。予め火を止める時間を何分後などと設定した上で圧力鍋に火をかけるのですが、保育園のお迎えに行っている間に料理が出来上がるのでとても便利です。無駄に火にかける時間がなくなるので、ガス代の抑制にも繋がります。
3つ目は、大きな鍋も全部入るような食洗機です。最近は食器を手洗いした記憶がないくらい、よく活用しています。
何もかもタイマーで動くようになっているのがポイントです。

インタビュアー:キッチン以外にも何か自動化の仕組みがあれば教えてください。

Mさん:宅配物の受け取り方法を自動化しています。
コンテナ式の宅配ボックス(外に置くような物置)を導入して、不在のため受け取れないということがない仕組みを作っています。
また、生協で届く冷蔵・冷凍品は宅配ボックスで受け取りができないのですが、こちらは家事代行のスタッフが家にいるときに届くよう設定しています。

インタビュアー:育休中から準備ができそうですね。仕組みづくり、とても参考になります。

Sさん:私も家事の自動化について、育休中にやったことがあります。
整理収納アドバイザーのような専門家に依頼して、家具の配置を全面的に変えたことです。仕事後家に帰ってからの自分の動線を極力少なくすること、夫や子供が自分自身で色々なことをやりやすくする動線を作ること、などがポイントです。
その結果、例えば子供がその日保育園に来ていく洋服を自分で選んで着ることができるようになりました。すぐには覚えられなくても、誘導を根気強くやれば覚えてくれます。
夫の脱ぎ散らかしについても、完全になくなってはいないのですが、場所が固定化されるなどの改善がありました(笑)。
家具も調達することになるので、ある程度の投資にはなりましたが、効果を実感しています。

インタビュアー:効果はいつ頃まで持続するのでしょうか?

Sさん:子供の成長に合わせて、使い方を変えていけるようになっていて、少なくとも小学生くらいまでは持続すると思います。例えば、就学前の子供も手が届くような位置に配置する配慮もあれば、小学校に入ったらランドセルをここに収納しましょう、などの工夫もあります。

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〈自己啓発の秘訣をお伺いしました〉
インタビュアー:仕事も家庭のこともお忙しい中、自己啓発の時間をどのように作り出しているか教えてください。

Mさん:自己啓発、辞めました(笑)。
今は何よりも、子供たちと過ごす時間を大切にしたいと考えています。
やりたいことは色々ありますが、何でもやる、だと体調を崩してしまうので、パワーをかけるべきところに集中させるようにしています。
これから9月以降12月までは、福沢諭吉記念文明塾という勉強会に週2回通う予定です。ちょうど昨年、会社の中で1%の人しか得られない最高評価をもらったことがありました。
組織から求められる一方、では自分のやりたいことは何だろうと考えたときに、「人生が変わった」という当塾の卒業生の話を聞いて、自分も挑戦してみたいと思うようになったのがきっかけです。
実は以前、慶應義塾大学大学院のMBAの受験に合格していたのですが、2年間通うことを考えて通学を諦めた経緯があり、今回の3ヶ月であれば何とかなるのではないかという思いもあります。

インタビュアー:すごいですね!仕事に育児・家事に忙しい中で、きっちりと自己啓発されていらっしゃると思います。
Sさんは自己啓発にどのように取り組まれていますか?

Sさん:私は日々、自分の好きなように使える時間を30分作っています。
朝は夫が保育園の送りをするので、その分家を早く出て時間を確保しています。カフェやコンビニのイートインスペースに行くことが多いです。
携帯電話のタイマーで15分毎に時間を区切っていて、30分のうちの半分はリフレクション、日経新聞購読、その日の予定を考えることに使っており、もう半分はやりたいことに時間を使います。
二日酔いの時はぼーっとするのもよし(笑)、本を読むのもよし。必要に迫られた時は、仕事をやるプロセスを考える、自己啓発本を読む、英語を学習するなどに活用しています。

Mさん:リフレクション大事だよね。

Sさん:そうなんです!
リフレクションもポイントがあって、前向きなことを3つ振り返ることにしています。
仕事で失敗したことでも、「失敗からこんな気づきが得られた」と前向きに捉え、次回への学びとすることで、必要以上に自分を貶めないで済むのが精神衛生上も良いと思っています。

また最近は、朝にキックボクシングをやっていて、7:00〜7:45の時間帯なんですが、気分がスッキリして良いです!ストレス解消だけでなく、その後のストレスにも寛容になる効果があります。

インタビュアー:朝からかなりアクティブですね!

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〈育休者へのメッセージ〉
インタビュアー:最後に、現在育休中の人へ、メッセージをお願いします!先ずはSさんお願いします。

Sさん:1日5分でも10分でもいいので、自分時間を持つと良いと思います。
かなり頑張っている方が多いと思うので、自分時間というか、自分を甘やかす時間を意識的に絶対に作った方が良いと思います。

Mさん:日本人女性は育児中・育休中に自分時間を持つことに罪悪感を持ちがちで、やるべきことを優先してしまいますよね。

Sさん:まずは3週間やってみてください。
自分時間ができた日は手帳に○をつけるなどしていくと、ゲーム感覚で取り組めて良いのではないでしょうか。

インタビュアー:ありがとうございます。続きましてMさんお願いします。

Mさん:ぜひ時間があるうちに、旅行にいっぱい行ってください。
私の場合、2回目の育休中に、実家(福岡)に20回、海外に6回(香港、台湾、マレーシア、シンガポール、ハワイ、グアム)行きました。
旅をするということは、やりたいことや準備を短期間で整理しないといけないので視野が広がります。
また、子連れの旅では、子供のことをじっくり考えるので、子供と向き合うよい時間になります。

インタビュアー:そんなにたくさん旅をされたんですね!お子さんにはどんな影響がありましたか?

Mさん:子供への影響としては、外国人に対する偏見が少なくなったり、言語に対する偏見が少なく物怖じしなくなったりしたことでしょうか。
旅は復職の準備にもなるし、復職後は、行くことがなかなか難しくなるので、育休中に積極的に行ってくださいね。

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〈インタビューを終えて〉
パワフルでエネルギッシュなお二人のお話、あっという間にインタビュー終了の時間となりました。

それぞれご自身のキャリアを築かれていくなかで、育児のサポート体制や家事の効率化といった各種仕組みづくりに工夫を凝らしていて、これから復職する身としてたくさんのヒントをいただくことができました。

また、お二人のお話をお伺いして、ご自身と向き合う時間やお子さんと過ごされる時間を大切にしていることこそが、仕事にもポジティブに取り組める秘訣なのでは、と気づかされました。

Mさん、Sさん、貴重なお時間をありがとうございました!

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次回の育休プチMBA勉強会は、9/21(木)@巣鴨、テーマは「リスク管理とマネジメント思考」です。

皆さんも、子連れOKの勉強会で復職に向けた準備をしませんか?

詳細はこちらです → http://peatix.com/event/289833

※9月10日9時現在、ありがたいことに完売しています! 前日や当日に病児事由のキャンセルが発生する場合がありますので、参加希望の方は随時チェックしてみてくださいね。
なお、10月勉強会(10/12)チケットは、9/22販売開始予定です。

また、第4期(秋)の「育休プチMBA勉強会」の運営メンバーを募集しています!

任期は2017年10月から2018年3月まで。

気になる応募方法の詳細はこちらです →https://ikukyumba.wordpress.com/member/秋メンバー募集方法/

運営メンバーに興味がある方は、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

【復職者インタビュー② 第1期 Tさん】

こんにちは。第4期(春)運営メンバーのゆっきーです。

復職後の働き方をイメージして復職後に備えてもらいたい、今後のキャリアビジョンを描くヒントを提供したい、という思いから、運営チームでは育休プチ勉強会OGへのインタビューを実施し、配信しています。

 

第2回は、第1期のTさん(第3子の育休中に育休プチ勉強会に計3回ご参加)にお話を伺いました!

Tさんは理工学系の大学院をご卒業後、研究開発職として現在のご勤務先に入社され、その後、会社都合で事業企画、事業推進の業務に携わり、この間に第一子を出産されました。

しかしながら今後のキャリアを考えた時にこのままではいけないと考え、自らご希望されて、第2子の育休明けから現在の部署(コンピュータの性能評価を行う研究開発系の部署)に異動されました。

現在は7歳、5歳、3歳の3人のお子さんのママで、2時間の時短制度を利用して9:20-16:10で勤務されています。

(前列の向かって右側がTさん。運営メンバー3人でお話を伺いました。)

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1. 育児と家事のサポート体制について

<インタビュアー> 育児と家事について、パートナーのサポート状況を教えて下さい。

<Tさん> 夫は、土日の食事(Tさんと半分ずつで分担 )、学童のお弁当作り(現在夏休み中なので)を担当しています。保育園の送り迎えは基本的には私が担当していますが、週に1回程度は夫にお願いします。私が残業しなければいけない時には、保育園のお迎えから寝かしつけまでを夫が行います。

初めの頃は試行錯誤で喧嘩もしましたが、「2人がともに仕事で成長するモデルを考えたい」という私の気持ちを夫が理解してくれて、ともに働き家事育児も協力するかたちが出来上がりました。また、夫も私も、働き手は一馬力より二馬力の方がいざという時の安心感もあると思っています。

<インタビュアー> ご実家はどちらも遠方ということで、日常的なサポートは難しいですよね。

<Tさん> はい、日常的なサポートはないです。ただ、夫が海外出張で1週間以上 不在にするときなどは来てもらうことがあります。私の精神的な安心感が違うので。

<インタビュアー> ベビーシッターなどは利用されていますか?

<Tさん> 日常的には利用していませんが、病児シッターを利用することがあります。 体調を崩した1日目は、子どもも精神的にも不安だと思うので、早退や休暇をいただいて自分か夫が看るようにしています。シッターさんにお迎えに行ってもらうことはしません。2日目以降になり容体が落ち着いてきたら、病児シッターを利用します。「1、2日は休むけどその後は出勤する」体制を作っておくことで、上司の安心感につながっていると思います。

公設の病児保育は自宅から遠いところにあり、枠も少ないので、あまり利用しません。公設の病児保育に比べると病児シッターは割高ですが、はじめに業者を選定する際、会社の福利厚生制度で割引が適用になるところを選んだので、負担が軽減され助かっています。

<インタビュアー> 家事代行は利用されていますか?

<Tさん> 利用しています。3人目復帰と同時に家事代行の利用を開始しました。毎週水曜日の14時から4時間お願いしていて、鍵を預けていますが、家事代行の終了時刻を帰宅時間に合わせることで、 最後だけは顔を合わせられるようにしています。依頼内容は、水木金の3日分の食事の作り置きとお掃除です。4時間の内訳は、だいたい食事2.5時間、お掃除1.5時間くらいだと思います。

復職前の時間に余裕がある間に、複数の業者に見積もりを依頼してサービス内容を比較検討しました。比較してみると、業者の母体企業の事業によって得意分野(掃除が得意、料理のバリエーションがある 等)があったりして、結構違いがあるんだということが分かりました。自分に合うサービスを提供してくれる業者を復職前に選定できてよかったです。

 

2. 仕事を上手く回す仕組みについて

<インタビュアー> 時間の制約がある中で効率よく遺漏なく仕事をするためには、職場環境を整えることや、仕事を上手く回すための仕組みづくりが必要かと思うのですが、そのために交渉・提案・手配・工夫されたことがあれば教えて下さい。

<Tさん> まず、復職前の面談で上司に自分の状況を細かく伝えました。自分は毎日こういう家事育児を担当しておりこれだけ大変なので、週1回の家事代行を導入して何とか回せる感じです、夫に送り迎えを変わってもらえるのはこういう日です、など、全てさらけ出しました。 上司は「え、そこまで言うの?」という感じで固まっていましたが(笑)、細かいことまで話さないと分かってもらえないだろうなと思って。

また、「時短を取得しながら必要に応じて残業する」ことを上司に了解していただきました。 いまは週に1回程度保育園のお迎えを夫に代わってもらって 月10時間くらい残業していますが、いろいろな事情を勘案すると終業時間は16:10にしておく方が都合がいいので、そういう体制を取らせていただいています。16:10を過ぎて働くのが常態化・既成事実化してしまわないように、帰れる日はきっちり16:10に帰ります。

そして、育休中に読んだ小室淑恵さんの本に書いてあった、朝と夕方にメールをするというのを、自主的に習慣化しました。朝は「今日はこの仕事を何時から何時までやります」という予定を、夕方は「予定していた仕事ができた/できなかった」「どこで詰まったか、どうして時間がかかったか」などの報告を、同じ部の方々(6人)にメールで送るというものです。 送り続けていると、そのうち上司や同僚から、「優先順位はこの仕事が先だよ」「最近予定通りにできてないことが多いけど、こうすればできるんじゃない?」など、アドバイスが得られるようになりました。上司は私が何をやっているか分からない状態より、こうしてプロセスが見えている方が安心すると思います。

実は部長からは初め、「こんなものは意味がない」と言われることもあったのですが、 めげずに送り続けているうちに、その部長からもかなりコメントをいただけるようになりました! 私もだんだん慣れてくると、「今週は保育園でインフルエンザが流行っています」「今朝、真ん中の子が鼻水が出ていて調子が悪そうでした 。ちょっと危険かもしれません」「今日は下の子を病院に連れて行くので終業後すぐに飛び出します」みたいなことも書き添えて伝達するようになり(笑)、今では重要なコミュニケーションツールにもなっています。

<インタビュアー> 効率化・見える化と周囲が手助けしやすい環境づくりを、一度に実現できる素敵な取り組みですね!

家庭の近況報告をさりげなく併記するというのもいいですね。それだけを単独で伝えるとアピール感が出て微妙かもですが、仕事の報告のオマケ的に伝えられるという(笑) そして何より、部長に否定されてもめげずに続けるというところが素晴らしい! 見習います…!

<インタビュアー> 自分の事情でほかの人に仕事の分担やカバーをお願いしなくてはいけない場面もあると思うのですが、「申し訳ない」「嫌がられるのではないか」と思うと、ハードルが高いなと感じます。Tさんは、自分の事情でほかの人に仕事の分担やカバーをお願いしなくてはいけないときに、工夫されていることや心がけていることはありますか。

<Tさん> ここでも先ほどお話しした毎日のメールが役に立っています。 現在の部署では「1業務1担当」で、代わりの人がいないんです。 そのため、他の人にカバーをお願いするのは難しいのですが、周囲に担当業務の進捗状況や自身の家庭状況を日々共有しておくことで、リカバリーの仕方も見えやすくなりますし、相談しやすい空気を作ることができます。 「すみません、ここはどうしても自分では解決できません」と相談し やすくなりますし、「こういうことは助けるので声をかけて下さい」と言ってもらえたりもします。

面白いんですが、私がメールで家庭の事情もさらけ出すようになってから、今まで家庭のことは全く口にしなかった部長からも「子どもの体調が悪いので今日は家で仕事をします」などの発言が出てくるようになりました。

<インタビュアー> 仕事人間の部長も変えてしまった! それはすごいことですね。皆が相談し合える、カバーし合える職場になるのはいいことですよね。

 

3. 優先順位とモチベーションについて

<インタビュアー> 日々時間がない中で、仕事でも家庭でもある程度割り切りが必要かと思います。絶対に譲れない点、ここは諦める点など、Tさんの中での優先順位付けを教えて下さい。

<Tさん> 私が絶対に譲れない点は、「子どもの精神的負担を増やさない」ということです。平日に家族以外の人が 子供の面倒を見ることは、結構子どもたちの負担になると感じており、それは極力やらないと決めています(前述の発病2日目以降の病児シッターのみ)。

諦めた点は、掃除です。自分でやることを諦め、ほぼすべての掃除を家事代行さんにお任せしています。

<インタビュアー> 3人のお子さんを育てながら働くのは、やはり毎日大変なこともあると思いますが、そんな中でモチベーションをどこに置いていらっしゃるか、教えて下さい。

<Tさん> 家族で旅行に行って子どもたちが大喜びする顔を楽しみにしています。また次も連れていってあげられるように仕事を頑張ろう!と思います。

子どもたちにも、「パパとママが二人とも仕事 をしないと、ああいう楽しいところには行けないんだよ」と説明して、自分だけでなく家族全体のモチベーションにしています。

 

4. 育休プチMBAについて

<インタビュアー> 育休プチの勉強会に参加された経験がどのように役に立っているか教えて下さい。

<Tさん> 勉強会に参加して、「同じ状況で頑張っている人がこんなにたくさんいるんだ!」とびっくりしたのと同時に元気をもらいました。自分だけじゃないんだ、と。

また、ケーススタディを通して、思い込みによるトラブルやコミュニケーションの不足によるトラブルが結構多いことに気づきました。それを認識した上で復職できたのは、復職後に活きたと思います。

復職時には、育休中に勉強会に参加してこういう内容を学びました、と上司に伝えました。すると上司から、「育休ってキャリア形成やスキル習得の面から見ると 時間のロスだと思っていたけど、意外と違うんだね」というコメントがありました。活動していたことをアピールするのってすごく大事なんだなと感じました。

 

5. 育休中の人へのメッセージ

<インタビュアー> 最後に、現在育休中の人へメッセージをお願いします!

<Tさん> 抱え込まない、ということが非常に大事だと思います。

たまにはプチ逃避も大事です! 大変になったらちょっと逃げてみたらいいんだ、と気を楽にしてみてください。

<インタビュアー> 今日は本当にどうもありがとうございました!

 

【インタビュー後記】

貴重なお話をオープンに具体的に語ってくださったTさん。とてもオープンマインドでにこやかな、人を和ませる雰囲気をお持ちの方でした。

優先順位も明確で、お子さんとご自身の精神状態をいい状態に保つことを何よりもいちばんに考えていらっしゃることがよくわかりました。その軸がぶれないから、ひとつひとつの事象に迷いなく対応できるんですね。

家事のアウトソーシング状況や、育休中から計画的に業者を比較検討されたお話しなども、具体的に教えていただいて非常に参考になりました。

そして、朝夕のメールのお話は本当に画期的でした! 自分の仕事を見える化して上司に安心感を与えるとともに、アドバイスを得て効率化につなげたり、周囲が手助けしやすい環境づくりをしたりと、一石二鳥にも三鳥にもなっているのがとてもよくわかりました。 しかも、それを自主的に習慣化しただけでなく、上司に否定されてもめげずに続ける心の強さが、本当に素晴らしいですよね!

「継続することで周りも変わってきました」とおっしゃっていたTさん。私たちも、復職後は困難に直面することがあると思いますが、諦めずに続けることこそいちばん大事なのかもしれません。

Tさん、とても参考になるお話をどうもありがとうございました!

 

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次回の育休プチMBA勉強会は、9/21(木)@巣鴨、テーマは「リスク管理とマネジメント思考」です。

皆さんも、子連れOKの勉強会で復職に向けた準備をしませんか?

Tさんのおっしゃったように、「同じ状況で頑張っている人がこんなにたくさんいるんだ!」と、刺激と元気をもらえますよ♪

詳細はこちらです → http://peatix.com/event/289833

※8月23日16時現在、ありがたいことに完売しています! 前日や当日に病児事由のキャンセルが発生する場合がありますので、参加希望の方は随時チェックしてみてくださいね。

 

また、第4期(秋)の「育休プチMBA勉強会」の運営メンバーを、そろそろ募集します!

任期は2017年10月から2018年3月まで。

気になる応募方法ですが、以下のWSIプチMBA集合研修にご参加の方に、応募用紙をお渡しします。

●9月6日(水)「経営戦略基礎」 → http://peatix.com/event/289160

●9月13日(水)「リーダーシップ2」 → http://peatix.com/event/289717

メンバーの条件は、以下の3点です!

① 理念とビジョンを理解し、一緒に体現できる方

【運営理念】子どもを持ちながら働く”が本人・家族・企業にとって当たり前になる社会の実現

【運営ビジョン】子どもを持ちながら働く”ことが当たり前だと捉える個人や企業が増える
育休復職後、時間や場所などの制約を持ちながらも成果をもたらし、組織に貢献できる人材が増える

② 育休中に成長したい!新しいことに挑戦したい!という方

③ 9月6日 or 13日のWSIプチMBA集合研修と、9月21日14時15分から@巣鴨のオリエンテーションに出席できる方

Facebookでも詳細ご案内しています♪ → https://www.facebook.com/ikukyu.mba

運営メンバーに興味がある方は、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

【復職者インタビュー①1期 Kさん】

4期運営メンバーのさわです。9月までの期間、育休プチ勉強会参加者の復職後の様子をお伝えすることで、復職後の働き方をイメージし、キャリアビジョンを描くヒントを提供する為、復職者インタビューを実施し配信していきます。
第1回は、1期のKさんにお話を伺いました。Kさんは育休中、国保さんと同じ産後エクササイズの教室で出会ったことがきっかけで、マンションの一室で始まった育休プチ勉強会に計7回参加されました。現在は、3歳半の娘さんの育児をしながら、臨床開発のお仕事をされていて、現在課長兼チームリーダーを務められています。

 

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【Q1:勤務環境・勤務時間(時短/残業有無)は?】

 東京/大阪にメンバーを持つチーム8人の課長兼チームリーダーをしています。育休に入る前のポジションも、課長兼チームリーダーでした。 復職当初からフルタイム勤務で、基本は9:00-17:30ですが、実際には状況に応じて出勤を遅らせたり早く退社することもできる柔軟な働き方をしています。パートナーと娘の送迎は分担しています。(送りはパートナー、迎えがKさん)基本的に残業はしていませんが、帰宅後も電話とメールは対応するようにしています。  ただし、時短ではない故、仕事がどんどん振られてしまうということもあるので、職場のカラーによっては戦略的に時短使うのも有効なのでは?と考えています。

【Q2:復職後の働き方の戦術(パートナー/ベビーシッター/他サービス)は?】

① 義理の両親に月2回程度家事のサポートをお願いしています。② ①のサポートがない週には、作り置き総菜のサポートサービスを月2回利用しています。③ いざという時の為のベビーシッターの登録を3か所しています。

不在時にシッターをお願いする為、貴重品を入れる金庫を購入しました。 娘がインフルエンザの時に、1日は病児シッター、1日は二時間だけの通常シッティングを自宅で仕事しながら利用したことがあります。

【Q3:復職後に悩んだこと、それをどう乗り越えたか?】

  復職直後は、リーダーではなくサブリーダーとして復職しました。 サブリーダーは現場担当者としての性質もあるので、お得意先とのやり取りを含め作業量も非常に多く、時間に追われる日々でした。娘の保育園のお迎えを「毎日遅れてはいけないアポイント」があるような感覚に襲われ、精神的に辛くなり仕事をやめる選択肢がよぎったこともありました。 そんな中、産休前の直属の上司に休憩中に偶然出会った際「何かきっかけがあったら辞める」精神状態である事を相談した所、「産前にやっていたプロジェクトのお得意先の新プロジェクトのリーダーをやらないか?」と声をかけてもらえました。リーダーになってからは、時間のやりくりが出来るようになりました。

【Q4:職場(上司/同僚/後輩)に対するコミュニケーションで心がけていることは?】
私は、「リーダーシップの基本の2軸である配慮軸と構造軸だと、構造軸寄りの人」なので、敢えて配慮(特にお礼)をするよう気をつけています。
例えば、プロジェクト解散時には、1人1人への具体的感謝したことを書いたメッセージを全員分を1通にしてメールしました。実はこれは、育休プチメンバーで国保さんのケース作成のお手伝いをした際に、国保さんにして貰って嬉しかったので真似をしています。

【Q5:時間の壁を乗り越える為に工夫していることは?】
① 自分ではなくても出来ることは諦めること(仕事も含め)
②メリハリをつけること。
娘とのお風呂の時間は自分自身のリフレッシュにもなるので、大切にしています。
お風呂のクレヨンやガーゼタオルで遊んだり、娘を仰向けにして浮くことを楽しんだりしています。
また、子供と一緒に就寝しています。
③ 自分時間をつくること。
基本的に娘の保育園のお迎えは私ですが、時々パートナーにお迎えをお願いしてみたり、休日を利用して
ネイルサロンに行ったり、友達と食事をしたりして、自分時間を作り、心の健康を保つようにしています。

【Q6:育休プチ勉強会がどのように役立ったか?】
①会社に提案ができるようになりました。
会社にベビーシッターの補助金の制度を導入することを提案し導入してもらいました。ただ権利を主張するのではなく、総務部門にこういう使い方したらいいのでは?こういう使い方だったら会社にとっても良いのでは?とメールで提案し働きかけをすることが出来たので、導入してもらえたのだと思います。
② 時間の壁を乗り越える為、自分でなくてもいい事は徹底して人に任せることで、短い時間で成果を出せるようになりました。産休前は22時まで残業していた業務を、今は17:30までで出来ています。
③ 会社外のコミュニティーの人と知り合うことが出来て、保育園入園/復職のタイミングを相談することが出来ました。

【Q7:今後のキャリアビジョンは?】
会社の社員数が増えているので、チーム内だけでなくチームを超えて影響を及ぼせる人になりたいと思っています。ただし、そのために昇進を目指すということではなく、別のポジションから、もっと柔軟な働き方でもできるということを示していきたいです。

【Q8:現在育休中の人にひとこと!】
① 育休プチに参加していると「仕事を頑張らないと」と考えがちですが、一番は「自分がどうしたいか?」を考えてみて下さい。「何のために自分が働いているか?」「何が自分にとっての幸せか?」を考えてみて下さい。
まずは自分の気持ちに向き合ってみて、決めたら迷わないということです!
② 復職してから新たに登録したり、試したりするのは大変なので、育休中に家事や育児に関する色々なサービスを登録だけでなく1回でもいいので試しておくことがおススメです。

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【インタビュー後記】

育休プチ勉強会で学んだことを会社でも実践されていて、「私が辞めると会社にとって損ですよ」と言える位自信をもってお仕事されているKさん。
会社の利益を考え会社に意見を言うようになったということや、時間の壁を乗り越える為、自分でなくてもいい事は徹底して人に任せることで、短い時間で成果を出せるようになったというお話を力強くされていたことが印象的でした。また、ご自身を「構造軸寄りのリーダーシップをとる特性がある」と捉え、それ故あえて「配慮すること」に気をつけているというお話があり大変参考になりました。
更に様々な育児に関するサービスも利用されていて、とても参考になりました。Kさん、本当にありがとうございました。